JRAの値上げに気づいていない!3連単とWIN5を買うと損をする

JRAの値上げに気づいていない!3連単とWIN5を買うと損をする

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密かに控除率をアップしていたJRAの本音とカラクリ
2014年競馬法が改正され、6月7日から新たなルールの元に競馬が行なわれているのだが、何が変更されたのかをご存知だろうか。また、変更の詳細を正確に答えられるだろうか。
2014年日本ダービーの翌週から、馬券の控除率が変更された。

現行、単複馬券は20パーセント、その他の馬券には25パーセントが控除率として課せられていたのだが、馬券の種類によって、率の上下を可能にする法改正だった。
知らぬ者もいないと思うが、一応控除率を簡単に言うと、1万円馬券が売れました。ならばそこから2500円は胴元がテラ銭として天引きし、残った7500円を的中者に払い戻します、という図式である。

単勝   20%→20%変更なし
複勝   20%→20%変更なし
枠連   25%→22.5%
馬連   25%→22.5%
ワイド   25%→22.5%
馬単   25%→25%変更なし
3連複   25%→25%変更なし
3連単   25%→27.5%
WIN5   25%→30%

このように変更された。単複と馬単、3連複の控除率は変更なし、枠連、馬連、ワイドの3種類は2.5パーセントの減免、3連単とWIN5のふたつについてだけ控除率を上げたわけだ。

以前、首都高の通行料が改定され、距離別性が導入された。これで料金が安くなる、との触れ込みだったが、正確には「料金が安くなる場合もある」で、実際に平均的な利用距離から算出すると、大幅な値上げだったのである。
芝浦から乗って鈴ヶ森で降りるのであれば、現行700円よりは安く済むものの、誰がそんな区間を利用するというのだ。要するに詭弁である。値上げに対する批判をかわすための方便でしかなかったのだ。

しかし「安くなる(場合もある)効果」は絶大で、この決定に際しては、ほとんど反対や批判の声は起こらず実にスムーズに決定の運びとなった。御上もうまい事やったもんだ。
JRAの控除率改定も、一見するとお安くなりましたに見えなくもない。減免された馬券は3種類、アップされた馬券は2種類だから、見る者に対してそんな錯覚を与えるような表だ。

しかし、それはやはり錯覚でしかない。
2014年、有馬記念の売上げを例に、そのカラクリをはっきりさせてみよう。
枠連  2109万8745票
馬連  6574万3607票
ワイド 1779万4578票
この3種の馬券の合計 1億463万6930票
3連単 1億4394万507票

枠連・馬連・ワイドの3種類を合計した売上げは約104億円。対して3連単は1種類だけでそれを上回る約143億円の売上げがあった。つまり、枠連・馬連。ワイドを2.5パーセント減免しても、3連単1種類を2.5パーセント上げれば、胴元の懐に転がり込む金の量は増える、という事である。それプラス、WIN5も5パーセントアップしたわけだし。
これはいわゆる値上げってやつである。

結局、貧乏人ってのはいつの時代もいつの世も足元を見られるんだな。
3連単とは貧乏人の馬券だ。そう思っているだけなので反論は受け付けない。
稼ぎがなく馬券にあてる小遣いも、3000円しか捻出できない。それでも夢だけは見たい。単複や枠連なら、3000円を100万円にはできるはずもない。だから一獲千金を狙える3連単に望みを託す。
そこに確かな裏付けがあるならばいい。しかし残念ながら彼らにそれはない。ないからこそ、3000円しか持っていないのだ。

よってそれは単なる無謀なチャレンジでしかなく、結果ももちろんほとんどの場合×である。ごくたまに、天文学的確率を掻い潜ってのマグレ当たりもあろうが、そんな幸運が巡ってくるのは、せいぜい年に1回か2回程度。年間の収支も当然ながらマイナスだ。
無謀なチャレンジかつ控除率アップ。これを世間では泣きっ面に蜂という。
あるいは、3連単が一番売れる理由はもうひとつ。ギャンブル依存症の症状が進行しているためである。



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