乗馬で知っておきたい用語集のまとめ

乗馬で知っておきたい用語集のまとめ

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鐙(あぶみ)
鞍の両脇にさげ、騎乗者の足をふみかける金具のこと。

運歩(うんぽ)
連続した一連の肢の選び。

駈歩(かけあし)
馬が跳躍するように走って、4肢が宙に浮く瞬間があるくらいスピードが出る歩行をいう。 馬の疲労度も大きく、それほど長い時間駆足を続けることはできない。

キュロット
乗馬ズボンの代表的なもの。からだにぴったりフィットしてはき心地がよく、ひざや股の部分を補強してあるので丈夫だ。乗馬ズボンにはこの他に、ジョッパーズというものがある。ジョッパーズは丈が長いので長靴をはかずにすむが、乗馬のあらゆる用途を考えるとキュロットのほうが実用的だ。

屈撓(くっとう)
馬が輪線上の運動をする場合、馬は円に沿って全身を均等に湾曲させなければならない。 これを正しく行える状態を屈撓という。馬にとって必要な能力である

軽種(けいしゅ)
体型がスマートでスピードのある馬の種類で主に競馬や乗馬に使用されている。代表的なものにはサラブレッドやアラブがある。

軽速歩(けいはやあし)
速歩の中でも、2節の肢の運びに応じて、騎手が1回おきに腰を浮かせるのを軽速歩という。右前肢と左後肢が着地するときに騎手が鞍上に戻るのを右軽速歩(あるいは左手前の速歩)、左前肢と右後肢が着地するときに騎手が鞍上に戻るのを左軽速歩(あるいは右手前の速歩)という。

襲歩(しゅうほ)
駈歩の中で、全速力で走ること。

真直性(しんちょくせい)
馬がまっすぐ走るときには、後肢は同じ側の前肢の軌道を追ってまっすぐ進まなくてはならない。これを真直性という。

舌鼓(ぜっこ)
舌打ちをすることで、馬に注意をうながすときによく使う。

中間種(ちゅうかんしゅ)
軽種と重種の中間に位置する馬の種類で、かなりのスピードがある上に従順なため、乗馬に適している。主な品種には、セルフランセ、クォーターホース、 ハノーバなどがある。

長靴(ちょうか)
乗馬用の長いブーツ。

鉄爪(てっび)
蹄の底につまった土や泥をとり出すのに使う道具。裏掘りともいう。

踏歩(とうほ)
ある1肢が地面を離れてから着地するまでの運び方。

頭絡(とうらく)
馬の頭部にはめる馬具。水勒や無口頭絡などがある。

常歩(なみあし)
馬がゆっくりと走るときの歩行で、スピードはもっとも遅い。4本の肢は1肢ずつ順番に運ばれるが、その順番は①左後肢②左前肢③右後肢④右前肢となっている。騎手がゆっくり数をかぞえられるほど馬が規則正しく歩くのが常歩で、馬のすべての歩行の基本だ。

はみ
馬の口にくわえさせる金具。このはみに手綱を連結させることによって、騎手の意志を馬に伝えることができる。

衛受(はみうけ)
手綱を通して維持する、馬にくわえさせた街と騎手の拳との接触。このはみ受は重すぎず軽すぎずが理想だ。

速歩(はやあし)
人間でいえば軽いジョギングにあたる歩行。 斜めに向かい合った2肢(たとえば右前肢と左後肢)が一組となって一緒に動き、それが交互にくり返される。スピードと疲労の兼ね合いからいうと、馬にとってもっとも経済的な歩行だ。

引き馬(ひきうま)
騎手の乗っていない馬を引いて歩くこと。馬を目的に応じて動かすという点で、引き馬は乗馬のもっとも基本的段階である。

扶助(ふじょ)
騎手の意志は動作によって馬に伝えられるが、この伝達のための動作を扶助という。この扶助には主扶助と副扶助がある。主扶助には、拳、脚、騎座があり、副扶助には鞭、拍車、舌鼓、音声などがある。

平衡(へいこう)
騎手が乗っていても馬がバランスを一定に保ち、馬と騎手が共に不自由さを感じないで能力を最大限に発揮できる状態が平衡であるこの平衡を維持するためには、騎手の技術が必要だが、同時に馬についても、筋肉の正しい発達と後肢の適切な働きが大切である。

無口頭絡(むくちとうらく)
はみがない頭絡のことで、俗に略して無口といわれる。洗い場で馬体の手入れをするときや馬房にいるときに装着される。
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