調教に関する用語を初心者でもわかるように解説

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調教
馬に競走のための訓練をほどこすこと。広い意味では鞍をつけ、人を乗せることを教えたり、ゲートに入り、スタートしてコースを指示通り走るなど、レースを覚えさせることも調教だ。が、通常はレースに向けて、走らせたり泳がせたりして訓練することをいう。

調教欄
競馬新聞などで、出走馬の調教時計が記されている欄。今回の最終調教はもちろん、前レースの最終調教や中間時計などが、評価とともに記載されている。

時計をとる
トレセンに入厩している競走馬は、月曜日(トレセンの休日)以外は毎朝馬場で運動する(走る代わりにプールで泳がせることもある)。 ただし、必ずしも速く走らせるとは限らず、軽くダクを踏ませるだけのこともある。こういう時計は計ってもあまり意味がない。調子や能力があらわれるのは、やはりある程度以上速く走らせた場合だ。それで、一定以上の走らせ方をした場合に限って時計をとる。

追い切り
レースに向けて、時計をとる調教。攻め馬ともいう。

最終調教
レース前の最終的な調教。本追い切りともいう。普通、レース直前の水曜日か木曜日の朝に行う。

金曜日追い
何かの理由で水曜日、木曜日に本追い切りができなかった馬が、金曜日に追い切りをすること。

当日追い
レース当日の朝、脚ならし程度に軽く走らせること。最近ではあまり見かけない。

日曜日追い
翌週のレースに出走する馬が、日曜日に追い切りをする場合がある。もちろん本追い切りではないが、ある程度速く走らせて時計をとる。

朝追い
本追い切りをすませた後、さらに金曜日か土曜日の朝に、軽く流す程度の追い切りをすること。

午後乗り
冬場に馬場が凍結し、朝に追い切りができない場合、とけるのを待って、午後に追い切りをすること。以前は汗をかきにくいシーズンに、気温の上がる午後を選んで調教し、馬に汗をかかせて体をしぼることがあった。が、現在はこの目的での午後乗りはほとんどない。



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