馬主に関する用語を初心者でもわかるように解説

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馬主
競走馬の所有者。オーナーともいう。馬にかかる費用をすべて負担して、レースに出走させ、競馬会から入着賞金や手当金を受ける。なお所有馬を出走させるためには、競馬会に馬主登録をする必要がある。

馬主登録
馬主になるための登録。競馬会が資格を審査する(馬主登録審査)競走馬を養える経済力を持ち、競馬の公正を確保できる人格が条件。

預託料
所有馬を牧場や厩舎に預けることを預託といい、そのためにかかる費用で、馬主が負担する。ちなみに厩舎の預託料は1カ月60万円前後。

オーナーブリーダー
生産者として牧場を持ち、競走馬の生産をしていて、さらに馬主として所有馬を走らせている人のこと。馬主を兼ねられるような生産者は大手の牧場で、種牡馬も供用しているし、育成場も持っていることが多い。つまり繁殖から育成、競走にいたるまで、一貫してたずさわることができる。

日本競走馬協会(JRHA)
主にオーナーブリーダーが会員を構成する協会。 平成10年からセレクトセールを開催して注目を集めている。

個人馬主
個人で馬主登録を受けて、競走馬を所有している人。一方馬主登録は法人でも受けられる(法人馬主)。牧場や、クラブ馬主の会社、また一般企業が業務のひとつとして競走馬を所有する場合もある。

組合馬主
3~10名で構成する組合で馬主登録を受け、競走馬を所有する制度。 中央競馬会が平成13年秋から導入した。組合員は年収1000万円以上(競走馬生産者は750万円以上)で、一人の出資比率は10%以上50%未満が条件。

クラブ馬主
馬主登録をした法人が、競走馬の馬代金を何□かに分けて、出資者を募集する仕組み。出資した人を1口馬主とも呼ぶが、あくまでその法人と出資者との関係であって、競馬会とは関係ない。出資者は馬代金の他、預託料や馬の保険料、組織の会費なども負担するのが一般的。獲得賞金や競走生活終了後の売却代金などは、口数に応じて出資者に配当される。

名義貸し
実際の出資者が審査を通らず、馬主登録できない場合に、すでに馬主登録を受けている人が名義を貸して、出資者の馬を出走させること。

リーディングオーナー
その年、所有馬の入着金額(本賞金と付加賞金)の合計金額が最も多かった馬主。つまり最多獲得賞金馬主ということ。

優勝レイ・優勝馬服
特別競走の優勝馬が表彰式で肩にかける布、または馬服。優勝旗にあたるもので、競走名や年度が刺繍されている。競馬会が馬主に与える。

口取り
引き綱で馬を誘導すること。または優勝馬の引き綱を関係者で持ち、記念撮影をすること。

ウィナーズサークル
特別競走や重賞に優勝した馬の関係者を表彰する場所。



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