3連単を買うのは愚の骨頂！ワイドか枠連狙いだ

更新日： 2024年10月22日

買い方次第では枠連、ワイドより３連複馬券は効率がいい
博打とは、まず第一に負けない事。せいぜい、１万円が１万５千円になれば良しとする事。それ以上を望めば、やがて確実にミイラ取りがミイラになる運命が待っている。

結果、どうだっただろう。別に自慢するわけではないが、馬券収支はプラスで満足のいく生活をしている。単複・枠連・ワイドしかなくてもプラスになれるのだ。３連単は、最大４８９６通りもあるのだという事。ゆえに配当が高いのだという事。それを当てるために点数を広げたとしても、結局は身入りは少ないという事。
あるいは運よく的中し高額を手にしたとしても、次に当たるまでの期間が長くなるだけという事。

一度に脳内麻薬物質たるドーパミンが過剰に流れると、次に同程度の快感がない限り、反応が鈍くなるという脳の特性を十分理解し、その危険性を回避する事。要するに、君子は危うきに近寄らず、である。
ま、頭ではわかっていても、餓死寸前の経験でもしない限り、実践は難しいだろうけどね。私は実にラッキーな体験をしたものだ。

昔は、単複と枠連しかなかった。それで競馬がツマンネ、と思った事は皆無である。
十分、楽しかった。しかし今の若者にそんな事を言っても通じない。
枠連。何それ。と一蹴されて終わりだ。しかし、競馬の本質というものを決して見誤らないでほしいのだ。
何もわからないまま、赤いマークシートを手にし、フォーメーション、ボックス、マルチ買いをするのは愚の骨頂である。
結局それは、何が来るかわかっていないし、自分で決断せぬまま馬券を購入している姿なのだ。まずは決断である。ゴール板前を１着する馬は、同着のレアケースを除き、どのレースでもたった１頭しかいないのだ。２、３着もしかりである。
だからまずは、それを吟味し自分で結論を出す事だ。その次にそれらの単複を買ってみる。

ここが重要である。単複も当たらない、収支がマイナスになってしまう状況のまま、３連単に手を出しても、決して結果は好転しないのである。それどころか状況が悪化するのは、控除率を見れば明らかだろう。
石の上にも３年という。単複で、ある程度の成績を残せるまでは、次のステップに進むべきではない。しかも次に進むべきは枠連かワイドである。
これ、３連単の配当が踊っている状況下で、しかも経験の少ない若者にそう立ち回れ、というのは酷である。

それを重々承知しながらでも言わずにはいられない。若者よ、間違った馬券の覚え方をしてはならない。
次に枠連だが、買うと、５回のうち３回も１、３着か２、３着でハズすというジレンマに襲われた。そして実はいまだにそれは解消しきれていない。馬券になるだろう馬や枠は、ある程度割り出せるものの、着がわからないというケースはままある。

実際、そのようないわゆるタテロクに終わってしまったケースは枚挙にいとまがない。
８つの枠のうち、３つまでを正確に割り出していると。
とすれば、ここに大きなチャンスも転がっていたわけである。枠連しかない時代なら、地団駄踏んで悔しがらなくてはならなかっただけの結果も、ワイドがそれをカバーしてくれるのである。

ワイドとは、タテロク救済馬券だから、もし着に自信がない場合は、この馬券を選択すればいい。ただ、ヨソーの場合は「枠連」で出すという規定のため、そうは出せないが、実際にはワイドで救済を受けていたわけだ。
それは第一に、ギャンブル依存症の怖さを誰よりも知る身だからである。
しかしながら、昨年後半からちょっと方針を変更する事にした。

それは、新たに３連複馬券への着目である。
なぜか。６月７日の競馬法改正でも、３連複の控除率は現行のまま据え置かれた事と、ある先輩の助言があったからである。